『偲ぶ会』 -平成17年2月26日-
 
成17年2月26日、静岡市民文化会館で開催された籐菖会「藤間勘市女師を偲ぶ会」で、勘穂泉は長唄「大原女」を踊る。
長唄「大原女(おはらめ)」は、頭に黒木をのせて踊る大原女が、途中で引き抜き、国入り奴になって槍を担いで踊るというストーリーの舞踊だ。
大原女とは、京都大原の里から「花いらんかえー」と呼びながら売り歩いた物売り人のこと。舞踊では本来、奴(やっこ)の扮装の上に大原女の衣装を着こむ。おかめの面をつけ(顔は奴の姿なので)、髷を手ぬぐいで隠し登場する。前半が女役、それもおかめの踊り、引き抜いた後は勇ましい奴の姿にと踊り分けるのが見どころの演目だ。
回は素踊りといって、おかめの面の下は奴の姿ではない男役の扮装で臨んだ。24分ほどの演目の半分はお面をつけて踊り続けなくてはならない。
「 実際踊っていて大変なのに、大変そうに見えないように踊り込まなくてはいけない」師匠の言葉が耳に残る。

「勘穂泉!」踊っていて客席から声がかかるのは本当にうれしい。いつも声をかけてくれる人はいるが、今回複数の声が聞こえてきた。稽古の厳しさが報われたと思える一瞬だ。
良かったことばかりでは決してない。こんなはずではなかったと、言えることも多い。役者と違い本番一回きりの勝負の舞台だ。失敗を次回の成功のステップとして稽古に励む。
     
 
舞台裏
 
 
▼次は化粧、顔師の仕事だ(羽二重を巻くのも顔屋さん)自分の顔を白塗りして描くに等しい。
▼着付け、衣装屋さんと呼ぶ。今回は奴の白の着物の上におかめの黒の衣装を着込む。

▲まず、かつらをかぶる為に頭に羽二重(はぶたえ)を巻く。

▲ しかし、残念ながらパーツの良し悪しは仕上がりに出てしまう。
▼かつらをのせる。大変なので出番が近付くとかつらをつける。 ▼大道具は重要な背景です。
  ▲完成
小道具(舞台で踊り手が使う道具)や衣装は大切に、丁寧に。  
▼無事踊り終えて・・・
ホッと一服の心地よさ。
 
▲化粧を落とす。高揚感から現実の自分に帰るとき。 楽屋の賑わい、番組進行表もクラッシック。
 
     
 
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