第24回 国民文化祭・しずおか2009~平成21年11月1日~

国民文化祭が静岡県各地で開催された。「日本舞踊の祭典」は静岡市の事業として11月1日(日)に市民文化会館の中ホールで開催された。全国から名だたる舞踊家が一堂に会して共演する舞台。開催県ゆえに私にも出演の機会があった。

静岡県日本舞踊協会と社団法人日本舞踊協会静岡県支部、二団体の合同作品は長唄「駿河風流」だ。県内各地の風景や民話を唄いこんでいる創作舞踊だ。東部地区で意欲的に活動されていた舞踊家・故花柳実氏が生前、静岡で開催する国民文化祭で是非踊りたいと創作された踊りだ。存命中に国文祭の開催はされなかったが、今回総勢26人もの県内の舞踊家によって、花柳先生の意いを叶えることができた。

名前は知っている…とか、初めてお会いして、話をして…とか。踊り手と指導者と運営の役員の方々と。何人の方々と出会う事ができただろうか。私の舞踊活動なんてほんの入り口ウロウロの状態を再認識した。指導者の言葉の一言一言をかみしめながら、稽古に励んだ月日。この日を迎えるのをわくわくして待った。すべてが貴重な経験だった。しっかりと取り込んで新たな“勘穂泉”にしたい。

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しか~し、どんな世界にも“勢力図”がまかり通っている。仕方ないさ?と自分を納得させるのができるのも、好きな踊りを踊ることができる故。「踊る時間、ではなく如何に踊るか」
県舞踊協会の6人、チームワーク抜群!自分をほめてやりたいほどの頑張りで[ほ~んと感心するほどきれいにそろって…]とうれしい言葉をかけられる結果にうれしさと感謝!

       

大御所の家康公のイラストが気に入っている国民文化祭のポスター。市内いたるところに設置されていたが、市民の「国民文化祭」に寄せる関心は“今一つ?”だったように思う。

「駿河風流」を踊った静岡県日本舞踊協会の6人、まずは各自の先生を交えて“おつかれさま~”の打ち上げ。楽しい思い出のページは増え、更に団結力は強力な絆に発展していきそう。